CMC工業会

CMC(カルボキシメチルセルロース)のついてのFAQ

CMCについてよく寄せられるお問合せについてお答えします。

CMC(カルボキシメチルセルロース)

Q1 CMCは安全な物質ですか?

A CMCは、古くから食品添加物として国内外で認可されており、医薬品にも使用されている水溶性高分子です。例えばCMCは食品添加物として一日摂取量の制限はないとJECFA※から認められています。また、主原料がセルロースであるため生分解性もあり、環境負荷の少ない物質です。
※FAO/ WHO Joint Expert Committee on Food Additives
Q2 CMCは安定した物質でしょうか?

A CMCはセルロースと同様に解重合による多少の粘度低下は起こりますが、天然の水溶性高分子と比較して安定性の高い水溶性高分子です。 
Q3 CMCにはどのような種類がありますか?

A CMCの種類は、主として「粘度」「置換度」「純度」により分類されます。
Q4 CMCはどのように溶かしたらよいでしょうか?

A CMCは水溶性ですが、一般の水溶性高分子と同様に、まず膨潤し、それから徐々に溶解します。 しかし、CMCそのものは、粒子自身の溶解が極めて早いため、粒子同士の集合粘着(一般にママコと呼ばれています)が生じ、ママコ内部への水の浸透が著しく阻害されます。
したがって、早く溶解するためにはできるだけママコを作らないことが重要です。
◇攪拌しながら少量ずつ投入する。
 まず、容器に水を入れ、水面付近を 激しく攪拌しながら、CMCをできるだけ少量づつ投入する。
 この場合、目の粗いふるいを通しながら投入するのも一法です。
◇粉末原料と予備混合し投入する。
 他の粉末原料(例えば、砂糖・ 無機の粉末原料など)と併用する場合は、CMCの粒子同士の集合粘着を
 防止するために、あらかじめそれらと良く混合して上記の方法を用いて溶解します。
◇有機溶剤に分散させる。
 有機溶剤を併用する場合は、有機溶剤にCMCを分散(有機溶剤には不溶)させたうえで、攪拌水中に投入すれば、ほとんど瞬時に溶解します。
Q5 CMCの保管方法で注意する点はありますか?

A CMCは多くの水溶性高分子と同様に吸湿性を持っています。開封後長く放置する場合は、「密封する」「密閉容器に入れる」など、出来るだけ外気に触れないようにして、直射日光を避け湿度の低い換気の良い場所に保管してください。
Q6 CMCを長期間使わなかった場合、品質に影響はないでしょうか?

A 粘度低下、pH変化がありますので、定められた期間にお使いください。
Q7 CMCを溶かした状態で保管する場合の注意点はありますか?

A CMC水溶液は天然水溶性高分子に比べ変質しにくいですが、微生物を多く含む水を用いた場合は 腐敗分解し粘度低下する場合があります。必要時に必要な量を溶かしてお使いください。
どうしても、水溶液で保管する必要がある場合には、殺菌・消毒した清潔な容器に密封し、可能であれば防腐剤をお使いください。
Q8 CMCの粉体を取り扱う場合、どのようなことに気をつけたらよいでしょうか?

A CMCの粉塵は静電気を発生しやすい性質がありますので粉塵発生を抑えて取り扱うと同時に 局所排気装置を用いてください。
床にこぼれた場合は掃き集めて回収してください。
作業に応じてマスク等適切な保護具を着用してください。
Q9 不要になったCMCはどのように廃棄したらよいでしょうか?

A CMCの廃棄については、販売代理店にご相談ください。
Q10 CMCを購入したいのですが。

A 加盟各社にお問合せください。【CMC工業会加盟各社】
Q11 CMCの国内外の登録状況をおしえてください。

A 下表の通りです。
 インベントリー登録状況
 CMC(カルボキシメチルセルロースのナトリウム塩)
 CAS. NO. 9004-32-4
国名 法令 登録有無/登録番号
日本 化審法 8-203
アメリカ TSCA
EU EINECS ポリマー免除
NLP 対象外
ELINCS 対象外
カナダ DSL
NDSL 対象外
オーストラリア AICS
ニュージーランド NZIoC
HSNO HSR003136
スイス SWISS ポリマー免除
韓国 ECL KE-05354
中国 IECSC
台湾 ECN
フィリピン PICCS